平常運転

アニソンが好き

過去記事とかは記事一覧で見れます

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!! 名古屋公演に行ってきた

エントリのタイトルにライブの正式名称入れる、ってのは個人的なこだわりポイントだったんだけど、文字数多いと途中で省略されてなんだか分からなくなったりするよなァ、と思いながら今回のタイトルはこういう感じです。やっぱり眺めててしっくりこなかったので変えた

いきなり蛇足から始まった。 THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!! のツアー初日にあたる名古屋公演に行ってきました。今回席に非常に恵まれていたことと、是非ライブで聞きたいと思ってた曲を沢山聴くことができて、本当に幸せだった。最高という単語を気軽に使うのはどうかと思うけどツアー初っぱなから最高、という気持ち。

このエントリを書き始めた2/1にはアイマス総合ディレクターの石原さんのバンナム退社、というショッキングな出来事もあったのだけど、変にそれを意識するのもどうか、ということであえてそれは頭の隅に置いといて書いています。

idolmaster.jp


ライブのレポート自体はファミ通.comでライブ後まもなく公開されている。
www.famitsu.com
網羅的に書いても仕方ないし、記憶に印象深いことを中心に以下書きます。

場所とか

名古屋に大きいライブを見に来るのは765の9thライブの時以来だった。今回は名古屋センチュリーホール名古屋駅から乗り換え1回、徒歩と合わせて20分ほどで到着するので便利だった。


f:id:astj:20160131143148j:plain
名古屋国際会議場

ライブのチケットを友達伝でなく自分で取るとだいたい席運が悪いんだけれど、今回は下手最前ブロックの席を引き当てることに成功した。
国際会議場のWebサイトで座席プレビューを見ることができてそこからも想像できるんだけど、下手最前ブロックはまあ最前ブロックなのでステージまで相当近い。舞台脇の通路は今回使われていなかった(機材でステージからの導線がふさがれていた)。
名古屋国際会議場 ご来場のお客様 施設案内

近い席だと何が違うかというのを改めて思い返すと、ステージが近いからよく見えるのじゃというのはまあ当然のことなんだけれど、単純によく見えるだけじゃなくて、ステージの上に生身の人間がいるんだ、っていう存在感をすごい感じた、と思う。目が合うとか手を振ってくれるとかそういう瞬間的な体験の話もあるんだけど、全体を通して思い返すとやっぱり存在感っていう表現が個人的には一番じゃないかなと思った。

とはいえ何一つ悪いことが無かったかというとそうでもなくて、どうしてもステージを見るときに角度がつく、というのと、このブロックの特に端っこがわの席だとステージの一番下手側の端に演者さんが立ったときに機材の影になって見えないということが時たまあった。最後のWelcome!の時は下手上段端にいた桐谷さんだけほぼ見えず、距離的にはすごい近いのにモニター越しでないとお姿が見えない、というようなこともあった。全体的な体験からすると差し引きで圧倒的にプラスの体験ができた席なので不満は一切ないんだけど、まぁそういう側面も現実問題あるにはあった。
あと、正直言うと音響上はそんなにいい場所ではない。メインスピーカーの割とすぐ近くになるんだけど、当然ながらスピーカーすぐ近くの人間に聞かせる為のバランスではないなァ、というのは流石にちょっと思った。

セットリストの話

セットリストは前述、ファミ通.comのレポートから引用する。

■セットリスト(※敬称略)
01. Dreaming!/THE IDOLM@STER MILLIONSTARS
02. エスケープ/愛美、藤井
03. カーニヴァル・ジャパネスク/諏訪
04. BOUNCING♪ SMILE!/稲川
05. デコレーション・ドリ〜ミンッ♪/渡部
06. Smiling Crescent/桐谷、稲川
07. Eternal Spiral/木戸、山崎
08. Bigバルーン◎/渡部、高橋
09. Growing Storm!/Machico、山崎
10. 初恋バタフライ/桐谷
11. おまじない/木戸
12. START!!/山崎、諏訪
13. I Want/Machico、藤井
14. ゲンキトリッパー/稲川、木戸
15. 99 Nights/桐谷、高橋
16. オーバーマスター/渡部、愛美
17. Decided/諏訪、高橋
18. 素敵なキセキ/山崎
19. アフタースクールパーリータイム/藤井
20. 瞳の中のシリウス/諏訪、愛美、木戸
21. ジレるハートに火をつけて/桐谷、藤井、稲川
22. 深層マーメイド/渡部、Machico
23. 水中キャンディ/高橋
24. 流星群/愛美
25. Believe my change!/Machico
26. STANDING ALIVE/Machico、木戸
27. Welcome!!/THE IDOLM@STER MILLIONSTARS
28. Thank You!/THE IDOLM@STER MILLIONSTARS

『アイマス ミリオンライブ!』初の全国ツアーが名古屋で開幕――熱気に包まれたパワフルなライブをリポート - ファミ通.com

3rdライブツアーがどういうセットリスト構成になるのかとか分からない中での初日だったので、セットリストに対する驚きを一番感じられるのはきっとこの名古屋の公演になるんだと思う。順当な曲から予想外の曲まで沢山聞くことができた。
LTDのデュエット曲でオリジナルメンバーが両方揃ってるエスケープやDecidedはまあ確定枠かなという感じだったけれど、片方しかいない曲もいろいろ聴けた。まあハルカナミライはちょっと意味合いの重い曲なのでここではないだろうな、というのは想像通りで、もう片方のメンバーが765プロメンバーだったEternal Spiralと深層マーメイドも変にお蔵入りにならずにやってくれてよかった*1

今回聞きたかったけど叶わなかった曲の筆頭はゲッサン3巻でめっちゃよかったアイルなんだけど、開演前のBGMで流れていたのでその時点で名古屋ではやらないんだな、というのが早いうちにわかったのはよかった*2。直前のミリラジで流れたから期待半分、ゲッサン3巻の3人役が揃うのが幕張公演1日目だからそこで披露だろうな、という気持ちが半分だっただけに、開演前に流れなかったら変にやきもきしたままライブに臨んでいたかもしれなかった。

リーダー制の話

ミリオンライブのリーダーといえば未来役の山崎さんが今までのライブで真ん中で引っ張ってきていたのだけれど、今回のライブツアーは地方毎に公演リーダーを2人ずつ選ぶという構成で、今回のリーダーはMachicoさんと伊吹さんの2人だった。最初のDreaming!で並んだときに山崎さんが真ん中ではなくちょっと横にいるのを見るだけでも不思議な感じがして、ミリオンのセンターは山崎さんである、というのをいかに普段当然のように認識していたかを再確認させられたりした。
舞台裏でどんなリーダーの役割があったのかは分からないけれど、ステージ上においてはMCの進行だったり、全員曲のセンターポジションであったり、そして終盤のリーダー2人でのデュエット(STANDING ALIVE)、あたりが目に見えるリーダーポイントだった。2人ともパフォーマンスもMCも場慣れしているしので心配な感じも特になく、新鮮でありつつも安心して見ていられるリーダーだったと思う。

リーダー2人のデュエットが来るのは割と想定できた流れだったけれど、どちらもCDメンバーではなかったSTANDING ALIVEだったのは予想外だった。この組み合わせで聞けたのはすごいよかったし、ライブ終盤に相応しいナンバーだったとは思うけれども、声のキャラクター的にCDや2ndライブの時とはずいぶん雰囲気が違った感じだったと思う。

MCや出演順の要所をリーダーの2人が締めたのと対照的に、今回は山崎さんの起用法(?)が珍しかった、とも思った。Eternal Spiralにサポートに入ったり、素敵なキセキを中盤に持ってきたり、いつものセンター、リーダーとしての出番というよりはミリオンのいちメンバーとしての出番の作り方なのかなぁと思って、これもこれで新鮮だった。

765プロカバーコーナーの話

事前予告の通り、1stでやった765プロカバーコーナーが今回は復活だった。リクエストの締切間際になって何入れようかなかなかまとまらなくてI Wantをリクエストしたのだけど、そのI Wantを含めて(ショートサイズで)5曲やって盛りだくさんだった。

個人的には9th名古屋で中村さんが歌ってるのを聞いたのが思い出深いSTART!!、リクエストかなって大満足のI Want、メンバー的にもオレンジ色でぶつけてきたゲンキトリッパーと来たところで、ワンフォーオールDLCの新曲で765本家がライブで未披露の99 Nightsが4曲目に来たのは予想外だった。765本家至上っぽい人の中には本家より先にライブで披露したのにお怒りの人もいたらしいけれど、ただでさえ曲多すぎて聴きたい曲がいつ聴けるかわからないアイマスのライブなのだから、聴けたことを素直に喜べばいいのになァ、という気はした。。。元気いっぱいの曲が並んでるカバー曲コーナーの中にあってオシャレなアクセントになってすごくよかった。

ここまで4曲を2人ずつだったので、まだ歌ってない愛美さんと渡部さんで何を歌うのかな、と思ったところでオーバーマスターのイントロが来た時にはうわああああ、という感じだった。このカッコいい曲をカッコいいモードのジュリア=愛美さんが歌うと本当にカッコよかったし、渡部さんも愛美さんと並んで負けてない格好良さがあってすごくよかった。
開幕直後に愛美さんが右手首のカフスを頭に引っかけてしまってたのはご愛敬という感じだったけど、引っかかったから下手側ばかり見てたと直後のMCで話していて、下手側としては思わぬ役得、みたいなところもあってよかった。

ジュリア曲、あるいは愛美さんの話

このブログでよく書いてるように愛美さんのパフォーマンスを見るのが好きでジュリアが好きなぼくなので、ジュリアと恵美それぞれの演者さんが揃う名古屋でエスケープを聞くのは当然楽しみにしていて、それはもうめちゃくちゃ楽しかったんだけど、テンション100%まで一気にぶちあがるこの曲が2曲目に来るのは完全に誤算で、めっちゃ笑顔でアップ無しでいきなり全力疾走してるような状態だった。発売されてからずっと聞きまくってきたので迷わず思い浮かぶ歌詞、合いの手、クラップや煽り、歌にパフォーマンス、本当にめっちゃ楽しかった。
最後の「急げ」「エスケープ」って続くところは2フレーズずつ藤井さんと愛美さんのソロパートだったんだけど、愛美さんの2回目のフレーズでちょっと歌い方変えてるのかな?と思ったりした。気のせいだったら恥ずかしい。そういうライブ感も含めてよすぎた。よすぎたんだけど、この曲にエネルギー注ぎすぎて、2曲目終わった後なのに既にバテ始めていたりした。アップも無しに全力疾走した結果、という感じ。

そして流星群。SSAのブルーレイを見てパフォーマンスに打ち抜かれてから1年ちょっと越しくらいだろうか。2ndライブの時はプラリネを生で見てすごく感動したのだけれど、ジュリアのパフォーマンスの原点で、僕にとっての愛美さんのパフォーマンスの原点でもあった流星群をようやく生で見て聞くことができた。
水中キャンディの途中でステージにマイクスタンドが立てられたときには完全に「あっ」という感じで、正直その後ずっとそわそわしていて勘弁して欲しかったんだけど、水中キャンディが終わった後の幕間で愛美さんが来ると分かって待つ瞬間はすごい緊張していた。
ステージの真ん中からいつも通りレスポールSPとともに登場するシルエット、最初マイクの前に立たずに一歩下がったところにいて、Bbのコードストロークを鳴らしたその瞬間に、(プラリネでなく)流星群だ……!と静かに興奮が高まるのを感じていた。

ギター1本とボーカルの歌い出しから始まる速い8ビート、ギターロックの疾走感、そして生の歌声、パフォーマンス。2コーラス目のAメロでギター弾かずに歌っている「誰にも聞こえない」のところでの手振り、今回の分かりやすいパワーアップポイントとしてはギターソロ。映像で見ていて期待していて思い描いていたイメージに違わず、そして思い描いていたよりもずっと感動と興奮するステージだった。純粋な曲として大好きなプラリネを2ndで聞いて、ジュリアの原点になる流星群を3rdの最初で聞くことができて、ようやくジュリアのソロ曲を両方目にすることができた。

ほか、いろいろな話

公演のオープニングムービーが今回なんかおしゃれで、BGMもジャズアレンジっぽくて面白かった。2ndまでは765プロライブシアターの公演である、というような設定のライブだったと思っているけれど、今回はいわゆる"劇中"の設定的にも現実上もライブツアーだ!と今回のオープニングを見て思ったりした。


LTD02 リリイベでDreaming!のステージを見た時に、サビ前の「叶えるために」のところで(マイクを持ってない方の)腕を上下にパタパタさせる振り付けがすごい印象的で好きだったんだけれど、これまでその振り付けを目で見る術がないので自分の勘違いじゃないかとか密かに思ったりしていたところを今回きっちり再確認できて、再び目に焼き付けられてとてもよかった。


稲川さんはご本人が環と同じく小柄な方で髪型もキッチリ環に合わせていたのと、何より元気いっぱい!って感じのステージングはリアル環だ!と思った。



まつりの曲を生で聞くのは初めてだったのだけれど、ソロのカーニヴァル・ジャパネスクは合いの手満載のお祭り曲でめっちゃ楽しかった。一方で、Decidedでは(デュエットの相方のこのみ姉さんにとってもそうだけど)今までのソロ曲とがらっと雰囲気が違って、LTDがそれぞれの持ち歌の幅の広さをグッと広げたなぁと改めて思った。
……とそれっぽいことを書いたけれど、Decidedみたいな曲調には本当に弱いので、イントロが流れただけでだいぶ感極まっていた。切ない系カッコいいにがっちり寄せたボーカルと腕の振りが特徴的なダンス。諏訪さん高橋さんのパフォーマンスを見ればこの方向への幅の広げ方も大正解だ、と改めて思った。


今回もMachicoさんはへそ出しの衣装だったのだけれど、MCでその流れになってみんなでMachicoさんに群がったときに、上手一番端からすごい勢いでヘソMachicoさんに向かって藤井さんが飛んできたのがめっちゃ面白かった。平常運転っぽい。


だいたい曲の始めのテロップにその曲を歌う演者さんの名前が出るのだけれど、シリウスの時は最初ステージにいるのが諏訪さんだけで、曲名テロップにも演者さんの名前が出てなかった。諏訪さんが1人で歌い始めて、愛美さんが出てきて、木戸さんが出てきて3人になって、そして終わった後に3人の名前が曲名と一緒に小さいテロップで出る、という流れ。演出を踏まえれば当然という話もあるけどいい仕事をしたテロップだと思った。


後からセットリストを振り返ると深層マーメイドのタイミングで深層マーメイドが来たのは完全に妥当だと思うのだけれど、イントロがかかった瞬間は完全にビクッってなった。激しいギターロックでめちゃめちゃかっこいい曲でめちゃめちゃ聞きたかった曲。Machicoさんの相方はなんと渡部さんで、キャラクターのイメージからすると予想外なんだけれど、めちゃめちゃ格好良くて、めちゃめちゃ楽しかった。この曲はサビとかで結構合いの手あるのだけれど今回あまり客席から聞こえてこなかった気がしていてそれはちょっと残念。3rdライブツアーの今後の公演でも披露されることありそうだし、そこではもっと聞こえるといいな、と思ったりもしている。ちなみに僕は声が枯れてて全然声出なかった。。


これまでのアイマスのライブだと愛美さんはギターボーカルっていうインパクトあるステージを一発ビシッと決めていく必殺仕事人、みたいな印象があったんだけれど、今回の3rdツアーは(僕が事前に勝手に想像していたよりも)たくさんの公演に出演するし、MCでも今までのライブよりだいぶリラックスした感じで話していたりして、ミリオンライブでのホーム感が2ndまでの時より増してたようになんとなく思ったりもした。

公演終わって

日曜日ということもあって何時に終わるのか、というのはちょっと気にしていたけど、終わってみたところ16時開演で終わったのがほぼ19時ちょうどの3時間だった。最初の小鳥さんの前説でアンコールなし、途中休憩なしと聞いた時にはどっひゃーという感じだったけど、日曜の地方公演で終わりがキツい中で盛りだくさんのプログラムを組むためにはやむなしだったんだろうなぁと思った。じっさい終わった瞬間に感じた公演のボリューム感からは3時間しか経ってないのがちょっと信じられないくらいだった。

満を持してのミリオン3rdツアーの1公演目ということで密度高く、すごいいい体験のできたライブだった。この名古屋公演だけですごいボリューム感があったけれども、なんとこれはまだ7公演あるうちの1公演目でしかない。今ライブ2日後の火曜日だけれど、この週末には早くも仙台公演がやってくる。名古屋公演を踏まえるとセットリストはイメージしやすいけれど何か予想外の構成がやってくるかもしれない。仙台はアリーナがあるので何か仕掛けがあるかもしれない(ないかもしれない)。そう思うと緊張してくる物がある。

残り6公演も頑張って参りましょう。

*1:もちろん、ライブでオリジナルメンバーを見たいという気持ちは変わらないのだけれど。LTD04リリイベはずれたし。。。

*2: アイマスライブの開演前BGMに流した曲は基本的にその日のライブではやらない、という感じっぽい