平常運転

アニソンが好き

過去記事とかは記事一覧で見れます

CentOS 5 の公式 yum リポジトリが終了したので centos:5 の置き換え用 Docker Image をつくりました

タイトルがだいたい全てです。

CentOS 5 が EOL を迎えたことにより、 CentOS 5 の公式 yum リポジトリはもはや利用できなくなりました。素の CentOS 5 の yum リポジトリ設定のままだとリポジトリがないので yum で新しくパッケージをインストールすることは最早できません。(CentOS 5 だと curl もデフォルトで入ってない!)
それ自体は EOL なので文句を言う筋合いは特にないし、最早 CentOS 5 を使い続けるための努力をするべき時期ではないのだけど、世の中場合によっては CentOS 5 ベースの Docker コンテナの上でスクリプトが動いていたり、あるいは CI 環境などで CentOS 5 上での動作確認をする必要が残っているということもあるにはあると思います。というかあります。そういった環境であっても特に前者では CentOS 5 を脱出する努力をするべきだと思うけれど、 yum リポジトリが消えてしまった以上標準の centos:5 Docker イメージは最早そういう用途には使えないのでハードランディングというか強制的に移行を求められることになります。具体的にはある日突然 yum コマンドがこけるようになって😇という気持ちになる。

ところで、 CentOSyum リポジトリは各バージョンにおけるスナップショットが http://vault.centos.org/ で公開されているので、 /etc/yum.repos.d/ 以下の設定を書き換えて vault (やそのミラー)に変えてやると一応スナップショットに対するインストールなどは行うことができます。(vault のミラーもそれはそれで存在するので、国内のミラーなどに向けるとなお良いとは思う)

……ということで、 centos:5 からのひとまずの移行先として、 astj/centos5-vault という Docker Image を Docker Hub に公開しました。

https://hub.docker.com/r/astj/centos5-vault/

Dockerfile はこちら。素朴。

github.com

5.11 の snapshot を向いているのでひとまず centos:5.11 の代替 Image として利用することができます。CentOS 5 の検証用 Image としてであったり、実行環境移行のソフトランディング用に使えるのではないでしょうか。

ちなみに気付いたら 32bit バージョンの fork も誕生していました。

https://hub.docker.com/r/themattrix/centos5-vault-i386/

ちなみに Ubuntu 12.04 も 04/28 付けで EOL になっていますね。こちらもみなさまがんばっていきましょう。

Ubuntu 12.04 (Precise Pangolin) reaches End of Life on April 28 2017