平常運転

アニソンが好き

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THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!! 大阪公演に行ってきた

シンデレラ5thツアーも3箇所目となる大阪公演が先日あったので行ってきた。
「シンデレラのセンター」大橋さんがこのツアーで初めてステージに立った公演でもあり、仙台以来の Orange Sapphire 復活祭であり、2日間それぞれインパクト抜群だったコント空間であり、また最終盤の怒濤のようなヘビーナンバー連発空間であり非常に濃い空間だった。また、個人的には地元関西での公演であり、また今回のツアーで初めて2日間両方とも現地で見ることが出来た公演でもある。その2日間の思い出話です。

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"センター大橋彩香"の安定感、安心感

今回のツアーのセンターポジション、あるいは「座長」は宮城公演では松嵜さん、石川公演では牧野さんがそれぞれ務められていて、では大阪公演では誰なのだろう、というのは事前によく言われていた。大橋さんがセンターを努めるのは大トリのSSAだろうから大阪では別の誰かが〜、という予想もあったと思うのだけど、今回大阪公演でのセンターは大橋さんだった。松嵜さん牧野さんのセンターはそれぞれに「らしい」良さがあったし、直接的にそこと比べるつもりはないけれど、今回開演して最初のパフォーマンスで大橋さんにピンスポが当たった瞬間や最初の挨拶の瞬間、そういったいろいろなタイミングでセンターに立つ大橋さんの姿を見たときに、あるべきピースがはまった安心感のようなものをすごく感じた。
まぁ、その安心感には自分が今までのイベントで見慣れていたということもあるだろうとは思うけれど、そういう慣れとかに収まらないところで大橋さんの話をするならば、ソロの はにかみdays がとてもよかったという話をしておくべきだろうと思う。曲の披露自体は4thライブ以来2度目3度目だけど、今回はとにかくかわいいな!!!と思わされた。もちろんステージの上にいた大橋さんご本人のパフォーマンスが非常に素敵だったのだけれど、大橋さんというよりも島村卯月の笑顔や可愛さが(大橋さんを通じて)ステージ上に満開で輝いていたと思う。ソロ1曲目の s(mile)ING! がストーリー性のあるがんばりやさんの卯月の曲だとするなら、はにかみdays はもっと直球に卯月の可愛らしさが表現されている曲で、(アニメのストーリーで連想されるような)卯月のストーリーを越えた先にこの はにかみdays があるのはすごく幸せなことではないか、と思ったりもした。

曲の話

今回のセットリストは、宮城、石川の2公演を踏まえて、ほどよく曲を再利用して曲目の発散を防ぎつつ曲順や構成でインパクトをぶつけてくるセットリストという印象だった(、と終わってから思った)。全体曲や属性曲は、宮城から石川への展開でどうなることかと思ったけど意外と宮城を踏襲した感じに収まっていた。いっぽう、石川では変わらなかったブロックごとの曲数の配分を宮城・石川と変えてサプライズ気味の曲(モーレツ★世直しギルティ! や初日の 桜の頃)を入れたり、ブロックが終わると思わせてそのままぶっ通しで次の曲に入る(終盤の Wonder goes on!! )とか、そもそも最終ブロックでハードな曲が続くブロックとかで、次に何が来るのかという驚き感も担保されていていいバランスだったなぁと思った。


cherry*merry*cherry は宮城公演以来の披露だったけれど、この曲の多幸感が大好きなので今回も聞けてすごく嬉しかった。宮城はライブビューイングだったので部分的にしか見えなかったスクリーンの映像の仕掛けもよく見れて良かった。あと、落ちサビのところでミラーボールの真下でダンサーさんに囲まれて歌う大空さんの構図がすごく印象的だったのをよく覚えている。


モーレツ★世直しギルティ! はCD未リリース(=フル尺初披露)、しかも前述のように宮城・石川とブロックごとの曲数を変えて、ブロックが終わってMCに入ると思ったら モーレツ★世直しギルティ! が!という流れでパンチ力抜群だった。アホみたいにセクシーという単語が連発される歌詞は良い意味で馬鹿馬鹿しくてたまらなかったし、背景の映像がデレステの MV をしっかりベースにしていたのも良かった*1
しかし、鈴木さんと和氣さんがセクシーとは何なのか考えた、というようなことを MC で語った直後の曲が1日目は NUDIE★ だったのはなんというか残酷な感じだった。いや良いんだけど。ある意味で問いに対して佳村さんが一発回答という感じともいえる。


キミのそばでずっと は一見予想外な選曲とも思えたのだけれど、後の MC で語られていたように、卯月が1位を取った総選挙 CD の収録曲ということで、大橋さんセンターという形で初披露されたのは実は自然な流れだったのだなぁ、と思った。5周年記念ニコ生で初披露された Take me☆Take you は新ボイス組の高橋さん原田さん高田さんで、こちらはこちらで上位入賞でボイスを"勝ち取った"メンバーによる歌唱だったわけだけど、総選挙で頂点に立った報酬として、初披露をセンターで、というのは確かに美しい。(その話題で内田さんが、蘭子が1位だった時の輝く世界の魔法を歌いたい、という MC だったのはそれも確かにという感じ。アニメ以降内田さんがシンデレラのステージに立つ機会も増えてきたので今後に期待したい)。


今回属性曲は(割と読み通り)、 jewelries 1 からアタポンと Orange Sapphire 、そして エチュードは1曲だけ という構成だった。宮城公演現地参加失敗で抱えた悲しみを一つ晴らすことが出来てたいへんめでたい。

あと Orange Sapphire と Nation Blue を現地で聞くリベンジのチャンスを下さい……

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 5thLIVE TOUR Serendipity Parade!!! 石川公演の1日目に行ってきた - 平常運転

そんな Orange Sapphire の熱量と光量はすごく楽しかったのだけど、 アタシポンコツアンドロイド が会場を包むボルテージも思った以上に高くてちょっとびっくりしてしまった。もちろん好きなんだけど。
そういえば、都丸さんが杏役の五十嵐さんにすごくよく似て見えるという話題があって、確かに僕もそう思ったのだけど、オリジナルメンバーに杏のいたこの曲で都丸さんを見ると分かってても一瞬「あれ?」となる瞬間が時々あった。

笑いの町大阪と強烈な放送事故

関西公演のあるところお笑いコーナーありというのは定番らしい……と書いたのがミリオン3rdライブの感想エントリのとき。当然というかなんというか、今回も強烈なお笑いコーナー連発で大迫力だった。

声優ライブの関西公演があるとお笑いコーナーが出現するのはどうやら自然の摂理らしい。この1年でもシンデレラのサマフェス大阪とバンドリの神戸公演でまさに見た、という感じである。

THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!! @OSAKA0312&@OSAKA0313 に行ってきた - 平常運転

そもそも序盤のMCで551の蓬莱のある時ない時(↓)をやりたい、という流れから良い滑り出しなんだけど(「ない時」で大阪城ホールが一瞬静まりかえったあの瞬間はめちゃめちゃ面白かった)、ここで大空さんと佳村さんが強烈な顔芸を見せる時点で大阪のテンション、あるいは"シンデレラ一門"のテンションだったのかもしれない。
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そういうお笑いの文脈で言うなら、大空さんによる新喜劇の未知やすえさんよろしくの強烈なキレ芸は大爆笑だった。演じてる役が智絵里で、ソロ曲が cherry*merry*cherry だったからこそ、あの迫真のキレ芸の迫力との落差で爆笑を誘ったのは間違いない。まず初日は松嵜さんの応援してる(当時大連敗中だった)スワローズの調子でイジってたあたりではやきう勢として大喜びだったし、2日目は佳村さんに年齢ネタで切り込んでいってとにかく笑いが止まらなかった。
……のだけど、2日目はそれだけでは止まらなくて、ドッキリで千菅さんにキレ芸をやらせることになったのだけど、まずその時の千菅さんの狼狽っぷりからして相当だったし、キレ芸のネタを吹き込むために常に横に大空さんが付き添ってたのも可笑しさしかない。挙げ句の果てにイジるネタを間違えるわととんだ放送事故という感じだった。


メタルゾーン

BOSS Metal Zone MT-2

BOSS Metal Zone MT-2

そういう話ではない。

お笑いコーナーの後のブロックが、久方ぶりに披露された 華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~ を筆頭にハードなロック…というかメタルっぽいナンバーが続くものすごいゾーンだった。
華蕾夢ミル狂詩曲~魂ノ導~ では -LEGNE- ともまた違う蘭子の厨二病テイストが炸裂していたし、台詞のところで桜咲さんが飛び出してきてらんこうめが揃うところはその演出を知っていた2日目でも一気にテンションが上がるものがあった。高速スラッシュビートの Bloody Festa もめちゃめちゃ楽しいし、そこから続く PANDEMIC ALONE は松田さんのパフォーマンスが圧巻という感じ。"オン"のパートの力強さは言うまでも無く最高だし、"オフ"のパートのコミカルな動きはこれぞ輝子という感じのほほえましさがあった。
そしてその流れから松田さん桜咲さんに立花さん千菅さんを加えた4人での Lunatic Show が続くのだから、とにかく大喜びの半面身体はボロボロでめちゃめちゃ過酷だった。ついに松田さん桜咲さんの2人が Lunatic Show に揃ったのもすごく良かったし、千菅さんは(2日目は直前にキレ芸で大変な目に遭ったにもかかわらず)力強い歌声だった。また、デレステ版ではこの曲を歌っていたので自然といえば自然なんだけど、立花さんがこの曲に加わってるのは完全に面白要素という感じだった。本人も「ハードさえはん」の表現に苦心した、というようなことを MC で言っていたけれど、曲前の煽りといい、アウトロで一人見せたヘドバンといい、なんというか"様子のおかしい関西人"大暴れという感じの趣きもあった。
ただ、 Lunatic Show に関してひとつだけ注文を付けるなら、立花さんと千菅さんは確かずっとユニゾンでソロパートはなかったはずで、それはちょっと残念だったかもしれない。あの「ハードさえはん」のソロもちょっとライブで聞きたかった。

このブロックはそんなメタルナンバー連発でとにかく体力をがこんと持って行かれて、 Lunatic Show で4曲なのでブロックが終わったと思ったときにはやっと一息つける……と思ったのだけど、実際はそんなことなくてそのまま Wonder goes on!! とサマカニ!! へぶっ通しである。 Wonder goes on!! 大好き人間なので1日目は勿論僕自身「マジかよ」と天を仰ぐ思いだったし、2日目に連番した友人も Wonder goes on!! 大好き人間だったので2日目には隣の席で「マジかよ」と天を仰ぐ様子を見ることができた。

4thライブのときには1回のライブで Bloody Festa と Lunatic Show の両方をやって大喜びしていたけど、半年強を経た5thライブでは4連発まで進化した訳である。これがせれんでぃぴてぃーなのかもしれない(適当)。

桜咲さん/小梅のソロ曲がソロ2曲目であるめっちゃスラッシュメタルの Bloody Festa だったのにも大興奮だったのだけど、その後 Flip Flop 同様に小梅のデュエット曲の Lunatic Show でスラッシュメタル2曲目が来たところではもうテンション上がりっぱなしだった。2次元アイドルのライブ1回で2曲もメタル枠あるのやばいでしょ。。。

THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story Brand new Castle に行ってきた - 平常運転

ホームグラウンドとしての大阪

お笑いの話でもそうだったのだけど、今回大阪出身勢、特に松田さん大空さんの凱旋公演感とホームグラウンド感が溢れる公演だったなぁ、ということを思った。僕自身も大阪出身ということもあって、他の地方出身の方より一層親近感を持って話を聞いてしまう感じもある。また、(もしかしたらいつもそうだったかもしれないけど)最後の MC でどんどん松田さんの言葉遣いが関西弁になっていく様子も、大阪というホームグラウンドに立ってる安心感がそうさせているのだろうな、と思いながら聞いていた。
松田さん大空さんといえばラジオ大阪の めっちゃ好きやねん 、千菅さんも(出身は関西じゃないけれど)同じくラジオ大阪の 夜中メイクが気になったから のパーソナリティということで、最後の お願い!シンデレラ とかで3人集まっているところを見るとラジオ大阪組かな、というほほえましさもあってよかった。

2日連続で現地で見ること

今回のツアーで、宮城公演はぼくは2日ともライブビューイング、石川公演は現地だけれど1日目だけの参加だったので、2日とも現地に見に行ったのはこの大阪公演が最初だった。現地でこそ見えるものはやっぱりあるし、2日とも見に行くことで改めて再確認できることもいろいろあるなぁ、ということを今回すごく思わされた。
ルゥさんが1日目の MC で青の一番星で扇子を広げるところの話をすれば2日目には「ああ、ここか」と再確認できたし、1日目に佳村さんが サマカニ!! が大好きなことやセンターポジションで歌うことへの思いを語ったのを聞いた後だと、2日目のサマカニ!!のソロパートでイキイキ躍動している佳村さんを見てこちらも改めて楽しい気分になる。また、これはちょっと夢のない話だけど、(曲順は少々変われど)選曲や演出が2日間同じであることで、1日目は驚いてばかりで細かいところまで目が行かなかったところでも2日目はよく見れるということもある。ほぼ同じ内容の2日間公演を両方行くのはある意味贅沢であるとは思いつつも、こういう体験をできると2日間行ってこそだよなぁという気分がしてしまい、やっぱ全公演行きたいよねぇと欲が出たりもする。。

初ステージ、そして"後輩"を迎えること

今回のライブでは各公演それぞれで、初めてアイマスのステージに立つ出演者の方がいらっしゃって、今回も都丸さんと新田さんが初めてのステージだった。初めてといいつつも堂々としたパフォーマンスは流石だったし、やっぱり初めて立ったステージの最後の MC での挨拶は総じてエモい話を聞けるのでこれもまた良かった。都丸さんの高校生時代にアケマスをやってた話題であったり、新田さんがこの日のことを一生忘れません、と語るところであったり。
また、そうやってどんどん"後輩"が初ステージを迎えていくと、以前からのメンバーがどんどん"先輩"になっていくのだなぁ、というのも今回印象的だった。というか具体的には松田さんである。2ndライブで初めてステージに立って以来、何かと後輩っぽいポジションに見えた松田さんだけれど、今回同じ事務所の後輩である新田ひよりさんと一緒にステージに立っての MC での立ち振る舞いを見ていると漠然と「いい先輩だ」と思わされるところがあって、後輩キャラだった(と僕がおもっていた)松田さんが先輩かぁ、という感慨っぽいものも勝手に感じたりしていた。

バトンは静岡へ

このエントリを書き終わったのが静岡公演直前、日付が1日目当日に変わってからである(ねむい……)。次の静岡も楽しみで仕方が無い。つづく!

写真

末尾に(この記事のアイキャッチ画像がてら)写真をもう1枚。大阪公演のご当地ポップなんだけど、紗枝はんの「あんた大阪やなくて京都やろ……」って感じが独特のシュールさがある。

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*1:……というのは1日目終わった後2日目の朝に確認したのだけど