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アニソンが好き

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みみめめMIMI 視聴覚アカデミー~地元だョ!全員集合~ に行ってきた

視聴覚アカデミー~地元だョ!全員集合~ | mimimememimi.com

ANIMAX MUSIX 2016 OSAKAでパフォーマンスを見てすごく好きになって、直近に関西でワンマンやると聞いてこれは行くしかないぞ、ということで、3/3にあった神戸でのワンマンライブに行ってきた。
結果としては大正解、すごく楽しかった。エモーショナルな歌声とキュートなパフォーマンスを満喫したのと同時に、それだけではないみみめめMIMIのライブの素敵な側面を沢山見ることが出来た。ピアノ弾き語り(めっちゃ良かった!!!)、リラックスしたMC、コールアンドレスポンス、ついでに最後に握手会で感想を直接伝えたり。

ぼくとみみめめMIMI

冒頭にもちょっと書いたように、僕はみみめめMIMIは前から知ってた訳じゃなくて、2月のANIMAX MUSIX行くぞ、と出演者を眺めたところで始めて知ったという感じだった。なので実はANIMAX MUSIXの前はそんなに予習してなくて、公式サイトにあるPV何本か見て雰囲気わかって良さそうだと思った程度で臨んでいた。

今回初めて知ったアーティストさんだったけどめっちゃよかった。ステージングもキュートだったし、ピアノ軸にしたバンドポップスサウンドとちょっと癖のある歌声がちょうどいい具合にツボにはまった。

ANIMAX MUSIX 2016 OSAKA に行ってきた - 平常運転

そのANIMAX MUSIXでパフォーマンス見てすごいツボにハマってめっちゃ良かったので、よっしゃ行くぞと翌日にガッとチケット買った。予習のために曲買いまくるのを結構面倒に思ってしまうタチなんだけれど、予習とか関係なくふつうにみみめめMIMIの曲を聴きたかったのでiTunesでアルバムをガッと買い、最近のシングルもえいやっと買って、とにかく聞きまくってた。

センチメンタルラブ

センチメンタルラブ

  • みみめめMIMI
  • アニメ
  • ¥250

そして、とにかくめっちゃワクワクした状態でライブ当日を迎えた。

会場

今回の会場は三宮駅近くの神戸VARIT.というライブハウスだった。(このサイト、Safariで開くとめっちゃCPU食われるけどなんなんだろう……)

www.varit.jp

1Fと2Fがあって、基本的に一般客は1Fに入るという感じだった。いちおうキャパはオルスタ300以上ということになってるけど1Fだけだとそれよりだいぶ少ない数しか入らないんじゃないかな、という感じ。
一般で取ったチケットだったので入場は割とあとの方で、ホールもだいぶ埋まってきつつあるところだったんだけれど、ホール自体が小さいので特に遠いという感じはしなかった。
あと、フロアガイドに書いてあるエントランスではなくコインロッカー横の入り口から入るかたちだった。本来の?入り口はクロークということになっていて、でっかいポリ袋をもらって荷物を入れて預けるクロークだった。会場の中にもコインロッカーはあったんだけど冬場の上着とかのかさばる荷物を入れるのは少し厳しいので預かってもらえて正解だった。コインロッカーはけっこう数があるので、コインロッカーに収まる程度の荷物なら普通にロッカーを当て込んでよさそうだった。

開場前の様子。ちょうど入り口の誘導も書いてある写真だった。
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開幕〜第一部

入場するとステージの真ん中にNord Pianoっぽい鍵盤が置いてあるのが見えて、ANIMAX MUSIXでは普通にオケに合わせて歌っていたけれど今回は弾き語りやるのかな、と思っていると Am I ready? のピアノ弾き語りで始まった。この曲はもともとピアノバラードなんだけれど、同期も一切なくピアノ一本とボーカルでの弾き語りで、テンポも相当振り幅の大きいフリーテンポ。溜めるところでぎゅうっと溜められると、曲調もあって焦らされているというよりは息を詰めてフレーズの続きを待つような感覚で、一曲目からすごい引き込まれた。歌にもピアノにも気持ちがぎっしり乗っていて、時々のピアノのミスタッチもライブ感と情熱で飲み込んでしまうようだった。(最初のサビの頭のコードは流石に間違えたんだろうな、とか思ったりもしたけど)
そしてMC。最初標準語で話し始めた時のトーンはANIMAX MUSIXの時に聞いたような感じだと思ったけれど、元々神戸出身ということで途中から関西弁になると一気にトークがリラックスしたような雰囲気になって、ぼく自身も関西人なのでニッコリという感じ。
ここのMCで今日のライブは二部構成を取って一部はピアノ弾き語りでやるよ、と話されて、おお!と思ったところでMr.Darling、「中学時代に始めてステージで歌った曲」という紹介で倉木麻衣さんの always のカバーを挟んでミッディとセンチメンタルラブと続いていった。これらの原曲はピアノポップという感じだったんだけれど、ピアノ一本、フリーテンポの弾き語りになるとずっと雰囲気が変わる。単に綺麗なバラードアレンジというだけではなく曲中でどんどん展開していって、スタジオ音源と全然違うまさにライブ、弾き語りというアレンジだった。ピアノとそれに乗せて歌い上げるボーカルと、ブレイクのときに足でテンポを取り直す音がホールを支配していてそれ以外の余計な音はなく、本当に静かなところでは空調の音がうるさく感じられてしまうほどの空間だった。

第二部

第一部が終わると幕が下りて小休止となり、近くの席の人と「今日のライブいいですね」というような話をしていると再び幕が開いて第二部が始まる。
ピアノはステージから去り、タカオユキさんも衣装替えしてここからはオケ音源+ボーカルのライブパートになった。1部では客席はみんな聞き入っているという感じだったんだけど、ここで客席のスイッチが入って一気に盛り上がっていくぞモードに変わって豹変かよ、という感じで面白かった。まぁ僕もでしたね。
"兎ナミダ"でポップに開幕してから旗を使う"1、2、少女"、そして"CANDY MAGIC"。物販に旗があるのを「あー旗あるなー」くらいに思ってスルーしていたけれど、1.2.少女でステージの上で旗が振られ、ホールでもちょくちょく同じ旗を振っている人がいると買っときゃよかったかなとちょっと羨ましい気分になったりもした。とはいえホールも旗一色ではなくてライトだったり腕を振っている人もけっこういて、サビでワイパーみたいに旗を振るところでは旗、ライト、そして腕と色んなものが揃ってワイパーしていて楽しかった。
その後のMCでおもむろにエプロンをつけたので、何が始まるのかと思って見守っているとお弁当箱などを机に並べて謎の3分クッキングが始まった。最初はみんな「おいしそう!」とか言っているのだけれど、材料の最初がブルーハワイで色を付けた白米(白くない!)だったりして不穏な感じになってくると、だんだんホールからの歓声もネガティブになってきて、タカオさんが不平を述べたのでまた半分くらいは「おいしそう」のポジティブな歓声になったりして面白かった。ポートタワーをイメージしたパプリカのアート的な感じな"お弁当"ができあがって、このお弁当コーナーは結局なんだったんだろうナ、というところから次の曲に"O.B.E.N.T.O!"が始まって、なるほどそういうことか!と思った。聞いたことない曲だ、と思いつつもコールアンドレスポンスを交えたキュートなポップスで楽しかった。
次は初披露曲です!、というMCから続いたのは相対性レプリカ。ハイテンポのかっこいい曲なので大好きなんだけどカップリングなので聴けないかもと思っていただけに曲名をコールされた時にはうおおおお、まじか、という感じだった。実際めっちゃ格好良かったしメチャメチャ楽しかった。ライブで聞くと楽しすぎてめっちゃ短く感じた!と思ったのだけれど、今よく見ると実際にこの曲はちょっと短かった。。。 (3分10秒)
ここで\みみ/\めめ/や\みみめめ/\MIMI/のコールアンドレスポンスを挟んで、相対性〜が作った空気がまた変わったところで正当派みみめめMIMIという感じの 瞬間リアリティ が来て、そして(一旦の)ラストの曲としてチャチャチャ。小さい頃を思い出して書いた曲とのことで、小さい頃の物の見え方みたいな?話をMCでされていてすごい共感する感じだった。弾むようなボーカルは聞いててウキウキするし、クラップ曲が楽しくない訳が無いよねという感じでめっちゃ楽しかった。間奏のところで客席の半分ずつコールアンドレスポンスしたりクラップ入れたりしながらの楽しい空気いっぱいで一旦ライブは終わり、という体に。

アンコール

アンコールで再度登場して何を歌うのかな、と思っているとMCがあって、本当は流したかった映像がうまく流せなかったので再挑戦させてほしい、ということでみんなで見守ったのだけれどやはり再生できず。見ることが出来なかったのは残念だったんだけれど、代わりに急遽予定になかったセンチメンタルラブを歌うことになって、この曲をピアノアレンジと通常?バージョンの2回で聴けたのはそれはそれで良かった。
急遽なので歌うまで準備に少し時間がかかるから、とフリートークのMCがここで挟まった。ここは完全にフリートークという感じで、食べた物の話やそこから発展してお弁当コーナーの話など、ホールから叫んで返事するのを適当に拾ってしゃべる、などでかなり緩いMCだった。
MCが終わったところで予告通りにセンチメンタルラブで、そこから2曲目には待ってました、という感じで天手古舞。ここまでやらなかったからにはアンコールだろう、と思っていた期待を裏切らずに満を持して登場。タオル(/手ぬぐい)曲なので、ぼくは開演前に物販で買った天手古舞のCDについてきた手ぬぐいを振り回していた。タオルでも手ぬぐいでもなんでもいいよ、という感じではあるんだけど、タカオユキさんご自身が振り回すのは手ぬぐいだし、手ぬぐいにも曲名がプリントしてあったりするのでやっぱり手ぬぐいが一番気分は出るのではないか。。ANIMAXで前回見た時はどこでどうタオル使うのか見よう見まねという感じもあったけど今回は記憶にあるのでいっそう楽しいという感じ。キュートなボーカルとハイテンション、ハイテンポな楽曲なのでそれはそれは楽しい。間奏でホイッスルに従いながら両手で掲げた手ぬぐいを左右に振るところがあって、その後タカオユキさんが左、右、と結構激しめに振っておられたのだけれど(これはANIMAXでも見た)、そこがなんかすごくいいな、と思っていたりした。言語化できていない。

実はこの天手古舞がほんとの締め曲だと思っていたんだけどその読みは外れて、最後の最後に来たのはかっこいい曲であるサヨナラ嘘ツキ。ここまで二部からアンコールにかけてテンション上がりっぱなしで手ぬぐいも回して絶好調、というところに大好物のかっこいい曲が予想外にやってきたので再び大喜びである。実際大喜びは僕だけではなくて、やっぱりここでホールの盛り上がりも最高潮だった。サビの後半でちょっとブレイクっぽいところがあるのだけれど、そこでみんなでジャンプしたり、とにかく最高のクライマックスという状態。めちゃめちゃ楽しかった。

(記憶が曖昧なので順番は前後するかも知れない、というか少なくともサヨナラ嘘ツキよりは前だった気がする……)アンコールのMCで告知があって何かな、と思ったところ、発表されたのはライブツアーの開催と、その1発目として梅田で7月のライブをやるよ、という発表だった!
みみめめMIMI LIVE TOUR 2016 開催決定! | mimimememimi.com
最高の気分だったので大阪なら迷わず行くぞ、おまけにその日は誕生日じゃないか、ということで最後に最高の告知だった。

感想

まあ、つまり、最高だったわけです。
期待していた意味あいでのパフォーマンスはとても素敵だったし、たとえばあれだけの弾き語りを聴けると思っていなかったとか、関西弁でしゃべりはるMCの魅力とか、期待や想像の及ばなかった側面でもすごい良い、楽しい体験をすることができて、本当に行って良かった。

やっぱりタカオユキさんのボーカルはすごくよくて、ファルセットと地声の境界付近で地声とファルセットを行き来する具合とか、少女の必死さ的な気持ちが表現された歌声とか、音源聞いて良い!と思ってた良さが生のライブでも堪能できてとてもよかった。
また、ピアノ弾き語りはをここまでがっつりとやると思っていなかったので意外だったけれど、ライブ感溢れる音楽を聴けたという喜びは勿論だし、(ぼくはいちおうピアノ弾く人間なのもあって)ピアノと歌による曲の表現をがっつり聴けたという観点でも嬉しかった。第二部のようにオケ音源になると振り付けや観客への煽りとかの要素が加わって、それはそれでめちゃめちゃ好きで大満足だったのだけれど、第一部の弾き語りはそういう要素を廃してピアノと歌と音楽がある、という極まった状態だったので、音楽の聴覚的な良さとその音楽に気持ちを乗せるタカオユキさんの所作にとにかく心打たれていた。

あと、(手ぬぐい欲しさに)CDを買っていたので、ライブの感想を直接伝えるよい機会だしな、と思って終演後の握手会というやつに参加した。お渡し会的なイベントはそこそこ経験していたけれど、「握手会」ずばりそのものは参加したこと無いので、握手してもらってむしろなんか戸惑う、みたいなふしぎな体験をした。。。まあ戸惑いはしたけれど、"ライブ楽しかったです""弾き語り素敵でした"、という感想を無事伝えられたので参加して良かった。(今までだいたいこういう時に何しゃべっていいかわからなくてqあwせdrftgyふじこって状態だったのだけれど、今回はちゃんと会話できたのではないか、と思う……)

家に帰ってから素早くチケットも取ったので、7月の大阪のライブにはまた行こうと思っている。ANIMAXで見てから急速にハマっていて、ライブでもこうやってめっちゃいい体験をできたのでもっとハマるのではないか、というように自分を俯瞰してたりしている。

余談

このブログ見てもらうと分かるように普段からアイマス中心にアニソンのライブ結構行っていて、その辺のライブと比べると基本的な雰囲気はそんなに大きく変わる訳では無いけれど、いわゆるアニソンイベント大盛り上がりみたいなお客さんも勿論沢山いた一方で、アーティスト的観点で(落ち着いた感じで)楽しんでるお客さんもけっこう多く見られて、僕の"いつもの感覚"と比べると後者が結構多かったと思う。入場するときも僕のちょっと前は小さいお子さん連れのお母さんだったりしてなかなかびっくりした。。。

VARIT.はステージも大きくなかったのだけれど、一人でステージに立つパフォーマンスだとあれくらいのサイズの方がパフォーマンスのエネルギーをいっぱいに感じられてよかったのではないかな、と思う。腕をいっぱいに使った振り付けとかも印象的で素敵だったんだけれど、むしろあのサイズ感だからこそいっぱい感が(いい意味で)感じられたのじゃないかなあ、とも思った。

第一部と第二部をそれぞれひとことで振り返ると「良かった」と「楽しかった」になるのかなと思ったけれど、ミリオン3rdの名古屋と仙台の振り返りでもこの表現を使っていたので語彙の限られていることが露呈してつらい。。。