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みみめめMIMI LIVE TOUR 2016 「微炭酸ファンファーレ」名古屋公演に行ってきた

この半年みみめめづいているところ、会社の人と行ったカラオケでみみめめの曲を入れると上司に「astjくんがハマってるやつやね」と言われるようになりつつある昨今、東名阪ツアー「微炭酸ファンファーレ」の1公演目である名古屋公園に行ってきた。強力なセットリストとキュートなパフォーマンス、エモーショナルな歌声のどれも堪能できてすごい楽しいライブだった。

http://www.mimimememimi.com/schedule/1510.html

みみめめの単独は3月の神戸以来、単独以外を含めると@JAM以来。また、名古屋のクアトロにライブを見に来るのはみみめめの出演してたサブカルキングダム以来。サブカルキングダムのときもみみめめ目当てだったので、同じようなルートを通りながら名古屋までやってきた。

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今回のライブチケットはそのサブカルキングダムのときに発表されて最速先着で購入したチケットなのだけど、取ってみると入場整理番号がすごくよかったので今回は最前列に陣取ることができた。オールスタンディングの最前は初めてなのでちょっと警戒していた旨もあったのだけど、圧縮もモッシュもなかったので辛い思いは何もなくてとにかく最高のライブだった。
最初のギターと最後のピアノのそれぞれ弾き語りでタカオユキさんが間をとる呼吸や息遣いとか、盛り上がる曲でのダンスとかをすぐそばで見れてとても良かった。

みみめめMIMIのライブは、フェスとかの時はタカオユキさんひとりでステージに上がるのだけど、ワンマンではDJとドラマーを加えて3人でステージに上がる……というのを前から聞いていたのだけど、神戸のワンマンではタカオユキさん一人だったのもあって、ワンマンでも地方公演なら一人かなと勝手に思っていた。けれど、今回はいざ入場してみるとステージ上にDJブースあり、ドラムありということで、ドラムとDJを含めたステージを初めて見ることができた。DJさんはDJというよりはサイリウムの振り指南役と言った感じだったのだけど、最後の晴レ晴レではまさかのトランペットも披露されていて多芸だった。ドラムさんは今までと別のドラマーの方とのことだった。やっぱりドラムが入るとけっこう雰囲気が変わるので新鮮だったのと、同期の音源を流しているとはいえ、生楽器が加わるとライブ感が増すなぁと思った。曲中とかでときどきドラマーさんの方もチラチラ見ていたのだけど、フィルイン叩くときに口でリズム唱えてたりしてるのか見えて面白かった。

神戸のときのピアノ弾き語りがすごく良かったので、今回も何か弾き語りがあればいいなとは思っていたけど、この日1曲目が Am I ready のギター弾き語りだったのにはびっくりした。今回のエントリの後半でももうちょっと言及してるけど、持つ楽器が変わっても弾き語りのエモーショナルさは変わらず、エモさと良さがあった。

チャチャチャや晴レ晴レファンファーレなようなポップな曲では可愛い振り付けで、いっぽうサヨナラ嘘ツキのようなかっこいい曲ではかっこよく決まっていて、バラードでじっくり聞かせるのと含めて色々な楽しさがあった。

しかし、それにしてもセットリストが容赦なくて凄かった。これは褒め言葉です。瞬間リアリティ、1、2、少女の次のまだまだ序盤で激しい曲の相対性レプリカが来たときにはイントロだけでウワーッという気分になったし、お絵描き、天手古舞、サヨナラ嘘ツキと盛り上がりナンバー3連発のあたりはテンションも最高潮という感じだった。お絵描きは1stアルバムの中でも特に好きな曲のひとつなんだけど、3月に聞けなかったところ今回はいいところで聞けてすごく良かった。

みみめめMIMIの曲の間奏といえば、チャチャチャの間奏で客席半分ずつ歌の掛け合いとクラップするのと天手古舞でタカオユキさんのホイッスルに合わせて手ぬぐいを振るのが印象的、という感じがある。どちらも今回もやったのだけど、天手古舞の方は今回は音源より尺を伸ばしてあって長めのホイッスルタイム(?)だった。ライブでやるには今回くらい長いほうが盛り上がり感があって楽しくて良いと思う。楽しかった。

今回のライブ会場限定販売のCDに O.B.E.N.T.O が収録されてるとのことでこの曲の披露はあるだろうと思っていたけど、まさかお弁当作りコーナーも復活するとは思わなかった。今回最前列だったということで、豆腐を載せようとした際に崩落してグシャッとなってしまったところも見えたのだけど、果たしてこれはお得な体験だったのかどうか…… 見てるぶんには非常に面白いお弁当作りコーナーだった。

今回は新譜の晴レ晴レファンファーレを引っさげて?のライブということで、本編最後に持ってきたのは晴レ晴レファンファーレ。待ってましたという感じ。曲自体の四分打ちの楽しい局長はドラムが加わるのにぴったりだし、サビのところで飛び跳ねるような動きや、間奏のところでエアギターを弾くような振り付け(確かこの曲だったと思うけど違ったかもしれない)などなど、タカオユキさんの振り付けもキュートでとても良かった。

神戸のワンマンで聞いた時も思ったのだけれど、弾き語りはただのピアノバラードアレンジではなく、二回し目で雰囲気を変えたりだんだん盛り上がってきたり、音源(+ドラム)の他の曲とは違ってダイナミクスをいっぱいに使って抑揚をつける感じがすごく良かった。ピアノの盛り上がってきた時のダイナミクスもそうだし、ギターを力強く弾く様子にしてもそう。
ピアノの弾き語りはアンコールの最後のミッディ1曲で、(ギターも良かったんだけど)やっぱピアノの弾き語りの時がミュージシャン的な側面でのタカオユキさんとしてはいちばん良いなぁと思った。いちおう僕もピアノやキーボードを弾くので共感できる部分もあればすごいと思うばかりのところもたくさんある。ブレイクのところで足でカウントを取るときに、2拍待つのがもどかしいように片足で数えるところもあれば、左右の足でいちに、と数えるところもあって、神戸のときにはそこまで見えなかったのを見れたのもとても良かった。やれリリースイベントで握手会だぞとか、ライブで盛り上がる曲が来てテンション上がるぞとかも勿論楽しいんだけど、ああいう歌と音楽のストイックな空間で弾き語りをするタカオユキさんを見て聴いていると、この歌声が好きでみみめめのライブ行くようになったんだよという原点的なものをひとり勝手に感じてたりもした。

そんなこんなでとにかく良かったライブツアー、来週には大阪公演もあるので楽しみにしている。がんばっていきましょう。