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ハウステンボスSpecial Live 2018 に行ってきた

1月はガルパライブがあったけれど、その翌月の2月はハウステンボスまでバンドリのライブを見に行くことになった。けものフレンズミルキィホームズを交えたこのライブは、めちゃめちゃ寒くて雪も降る中での野外ライブだったけど、好きな出演者がたくさん集まり、それぞれの魅力をたくさん味わえてとても楽しいよいイベントだった。例によってライブからは日が経ってるけど、2/11にあった ハウステンボスSpecial Live 2018 の感想です。

www.huistenbosch.co.jp


今回のライブはがんばろう九州!ということで企画されたハウステンボスでのライブ。ハウステンボス会場の海沿い野外の特設ステージ(ロッテルダム会場)が会場だった。

会場はオールスタンディングということになってたけど立ち位置指定があったので、いわゆるオルスタというよりは指定席の椅子がない状態というのがイメージとしては正しい。その立ち位置指定番号の配置からざっくり見積もると2000-3000人規模くらいで、ライブの出演者や公演ボリュームの割に臨場感があった。ステージ横のディスプレイも綺麗だったし音響も良くて、想像していたより会場設備の満足度は高かった。
これで晴れてて暖かければすごく気持ちいい会場だったんだけど、2月で寒い上に雪も降ったり止んだりして、まぁなかなかに過酷だった。普段ならライブの時はTシャツ姿になるところだけど寒くてとてもとても、という感じ。ただ、MC で出演者と我々観客とで天気の変化に一喜一憂する体験はそれはそれで思い出深かったし、これはこれで得難い体験をできたと思う。でも次野外でやるなら暖かい季節がいいね……

公演全体の雰囲気について話す。今回は3コンテンツ4ユニットの合同ライブだったけれど、(けものフレンズは少し微妙かもしれないけど)いずれもブシロード系コンテンツということもあってか、ライブ中のMCやライブ後のインタビューにおいてリラックスしたムードがよく感じられた気がする。 Roselia の MC 中にこぼれた話からするとライブビューイングがないことで好きに話して許されたというのもあるようだけれど。いい意味でのホーム感がライブ全体に漂っていたなぁと思うし、そのホーム感のある雰囲気が心地よかった。

どうぶつビスケッツ×PPP

ライブの1番手はけものフレンズからどうぶつビスケッツxPPPだった。PPPのうち築田さんが体調不良で不参加だったのでフォーメーションにも穴が空いていたのは少し残念だったけど、ふだんフェスで聞いても1曲2曲ということが多かったので4曲聞けたのはよかった。あとやっぱりジャパリパークは楽しくていいですね。

  1. フレ!フレ!ベストフレンズ
  2. 大空ドリーマー
  3. ホップステップフレンズ
  4. ようこそジャパリパークへ

Poppin'Party

2番手は Poppin'Party 。後述の Roselia ともども割とゆったりと MC を挟みながらのステージだった。セットリストは大塚さんがブログに書いてたので引用する。

1.Yes! BanG_Dream!
2.STAR BEAT!~ホシノコドウ~
-B.O.F作文-
3.B.O.F
-inst ダンシングキーボード-
4.ティアドロップス
5.キラキラだとか夢だとか~Sing Girls~
がんばろう九州ハウステンボス!!|大塚紗英オフィシャルブログ「おやすmistyの前に」Powered by Ameba

最初に曲が始まる前にじゃーんと鳴らして観客を煽っていたのだけれど、その煽りのコードの一発目がBだったので、これは久々に*1 Yes! BanG_Dream! だ!と始まる瞬間からテンション上がっていた。
今回の野外のステージセットが STAR BEAT! のミュージックビデオに出て来るライブステージとよく似ていたのだけど、そのよく似たステージでのスタビを聞けたのは嬉しかった。惜しむらくは、野外でこの曲をやるなら日が沈んで星空の中でできると最高だったのだろうけど。まぁあの寒い中日が沈んだ後はつらいという現実的な話は勿論ある。。
B.O.F はガルパライブから続いての登場だったけど、ガルパライブの時は少しステージから遠い席だったので、今回ステージの様子をよく見れて印象を新たにしたり補強されたりするところがあった。シースルーの方のベースに持ち替えた西本さんのこの曲とティアドロップスでのステージングがめちゃめちゃ攻撃的だったのが特に印象に残っている。そういえば、後のインタビューの時に振り付けの話を(やり忘れたものもあるというのを含めて)愛美さんと大塚さんが語っていたので、そこは今後さらに注視していきたい。
ファンミーティングくらいから、伊藤さんはキーボードを弾いてないところでステージの前に出てタンバリン叩いたり踊ったりすることを積極的にやってるけれど、この日もしっかり活躍していた。イエバンでもキーボードを弾いてないAメロでフロントメンバーに絡みに行っていて良い光景だったし、B.O.Fの後はステージ中央のお立ち台に登って観客を煽りながらのソロダンスタイム(!)と芸達者。
ティアドロップスといえば最後のサビ前のブレイクでの愛美さんの「この手を離さない」のセリフが刺激的な曲だけど、この日はハウステンボススペシャルバージョンということで「この手ば離さんたい」になっていた。MCでも触れられていたように、ここのセリフで遊ぶのはファンミーティングのこの手を離さない選手権を思い出すものがあって良い。
最後はキラキラだとか〜で締めて都合5曲。勢いのある曲の多いセットリストだったけど、直後の西本さんがネットラジオ*2で話していたところによると、寒いので意図的にそういうセットリストにしたとのこと。すごく楽しかったのだけど、そのラジオの中で1000回潤んだ空が候補だったけど寒い中でバラードは……ということで外れたらしいと聞いて、久々に1000回を聞きたかった身としてはちょっと残念でもある。次の5月のライブでは聞けるといいなと思いつつ。

今回、ライブ中のMCでもライブ後のインタビューでも、ライブ形式のイベントでは今まで見たことないくらいにメンバー間の仲の良さとリラックス感が見て取れた。オフエピソードでメンバーのモノマネをしたりじゃれ合ったり。前述のようにブシロードコンテンツのいい意味での内輪感が作用したのかもしれないし、ライブ会場の規模のおかげかもしれない。単独ライブでないということで肩の荷が軽かったりもしたのだろうか。まぁことぽぴぱに関しては記憶に色濃く残る「覚悟の物語」たる武道館ライブの印象とのギャップで感じてる面もある気はしている。

Roselia

そこから続いたのは Roselia 。今回はベースの遠藤さんが不参加で4人でのステージだった。セットリストは工藤さんのブログから。

BLACK SHOUT
ONENESS
熱色スターマイン
Determination Symphony
LOUDER

ガルパライブ!in東京&ハウステンボススペシャルライブ2018|工藤晴香オフィシャルブログ Powered by Ameba

Roselia の曲はどれも好きだし、今回(ベース不在で打ち込みなのにそう感じたのは皮肉な気もするけど)しっかり各楽器の存在感を感じられでいい意味でバンドっぽい音で楽曲に大満足だったんだけど、キャラクターとして喋ってるはずが声優さん本人がダダ漏れのMCにも大いに笑わせてもらった。 X JAPAN の HIDE よろしく飛べ飛べ飛べ…と観客を煽る工藤さん(しかも2回)とか、熱色スターマインの"マジ歌選手権"で好き放題する面々とか。また、前後の他のコンテンツにも Roselia メンバーが出演しているということで、相羽さんと明坂さんがそちらのキャラクター(イワトビペンギンと怪盗アルセーヌ)の台詞を披露するファンサービスもあって、この場この顔ぶれだからこそできるサービス感が非常によかった。

今回は遠藤さんが不在で、それは残念だったんだけど、 MC なり曲中なりで遠藤さんの穴を埋めるために見られたいつもと違う諸々もまた、それはそれで見れて聞けて嬉しい体験だった。MC であれば下手側でがっつり MC を張る明坂さんがそうだし、歌のパート割ということでいうと BLACK SHOUT の相羽さん、 ONENESS の櫻川さん。また、 BLACK SHOUT の歌い出しの【ok】の歌詞のところで、遠藤さんはいつも手でりょうかい、というような手の振りをするのだけど(上手く言葉にできていない)、この日のライブでは工藤さんと櫻川さんがこの振りをしていたのが個人的にはめちゃめちゃ良かった。*3

ライブは BLACK SHOUT からの始まりだったけれど、イントロは原曲にギターパートを追加したバージョンだった。たぶんガルパライブの時もこのイントロだったと思う。ステージがよく見える(かつ押しくら饅頭でもない)Roselia のライブは個人的には初めてだったのでステージの上の様子もいろいろ見えたなぁと思っていて、些細な点だけれど BLACK SHOUT のギターソロ冒頭のワーミーを操作しにローディの人がすっとエフェクターボードの所に出てくるのは面白かった。
上でも少し書いたけれど、今回特に Roselia では出音が非常にバンドっぽい音をしていたなと思っている。(普段のライブ同様の打ち込みの同期トラックも流れてはいるんだけど)それぞれの楽器の生演奏の音がしっかり鳴っている感があってとても良かった。同期と組み合わせての厚みのあるサウンドが魅力でもある Roselia *4にとって、同期に包まれていないというのは時にサウンドの物足りなさにも繋がりかねないんだけど、その点も込みで生バンドらしさが出ていた。

上手側だったから立ち位置的によく見えた、というのも込みで、今回工藤さんのステージングが非常に目を引いたライブだったなと思っている。いつものパフォーマンスもよく見えるから気になったというのもあるし、上に書いたようにこの日だからこそ見れたステージングや MC のはっちゃけ具合で印象的だったのもある。個人的には初めてライブで聞いた Determination Symphony で思ったより(失礼!)かっこいいところを見れたとか、ギターソロでもパワーアップしていってるところを見れたりして良かった。

ミルキィホームズ

ライブのトリを飾ったのはミルキィホームズなんだけど、こちらはとにかく曲数が豪華。間にソロ曲コーナーまで挟む大ボリュームっぷりだった。そのソロ曲コーナーこそ四者四様の曲だったけれど、それを除けばどの曲も盛り上がる曲揃いで、これも屋外冬仕様!という感じで尚更豪華感が出ててすごく楽しかった。

  1. 正解はひとつ!じゃない!!
  2. 恋の調査報告書
  3. ミルキィアタック
  4. 偉人先人 Oh, Hero!!
  5. ハートフル探偵☆ネロ
  6. Heart Mystery
  7. Gorgeous Sensitive
  8. Reflection
  9. ミルキィ A GO GO
  10. はいぱーみるきぃあわー
  11. 雨上がりのミライ

このエントリ冒頭に貼ったイベント公式のツイートの写真で橘田さんと三森さんが着ているように、開幕では探偵服の上にライトダウンという姿で登場したのには少し笑ってしまった。徳井さんはごっつい手袋もしていたし。どうぶつビスケッツ×PPPが寒さに負けない格好、Poppin'Party や Roselia は防寒対策をしつつもバンドの衣装できっちりキメてる中、ミルキィはよりによってライトダウンである。ちょっとずっこけそうになってしまった。また、 MC によると三森さんの衣装は背中が破れているのでダウンを脱ぐに脱げないというのもあって、なんというかこのずっこげ具合に逆に大御所感すら感じるところがあった。

とにかくまぁどれも楽しかったのだけど、やっぱり挙げるべきはミルキィアタックだと思う。タオル曲で合いの手満点のお遊び曲という感じだけど、Dメロの歌詞の ありがとう ありがとう 出会ってくれてありがとう は、先日1年後の解散を発表したミルキィホームズとそのファンにとってただの馬鹿騒ぎ曲じゃなくてすごく大事な物だったと思う。

ソロ曲は全部横濱行進曲収録で去年のブシロードライブでも聞いたのだけれど、各々格好や演出に拘ってたブシロードライブと違っていつもの探偵服姿でふつうのステージ上に登場したので、その時とのギャップで特に三森さんのムエタイは非常にシュールで面白かった。

最後は"スペシャルセッション"として出演者全員で 正解はひとつ!じゃない!! を歌ってライブは終了。バンドの生演奏あるかな〜?と少し思っていたけど、そうではなくてアンコールっぽい感じのスタイルだった。 上手側で Roselia の4人が仲良く騒いでいたのが微笑ましかった。

他、イベント

ライブは以上だったのだけれど、ライブが終わった後の夕方〜夜にかけて、ハウステンボス内でライブ出演者が参加するイベントがあったのでちょっとずつ見に行ったりした。

ミルキィホームズは光の王国の点灯式。近くでホットワイン飲みながら待ってたら人垣に入りそびれた……というのもあって肝心のミルキィホームズのメンバーの姿はちょっとしか見えなかったのだけれど、そもそもこの"光の王国"のライトアップ自体が大規模なので、点灯式でいざ点灯すると、さっきまで暗かったあたり一面が一気にライトアップされて光景が様変わりするのはインパクトがあって、一緒にライブを見に来た友人(男)と2人でけっこうはしゃいでしまった。
www.huistenbosch.co.jp

バンドリは、屋外のプロジェクションマッピングでのガルパの対決。文字に書いてもあんまりピンと来ないと思うけど、この大塚さんのツイートにある写真で想像つくかな…… でっかい建物の壁面に投影する上にオープンスペース(というか場内の川岸)で音声がガンガン流れるものだから、ハウステンボスの中をバンドリが侵略してるみたいでふしぎな空間だった。


日も沈んだ後で寒かったし、場内通路沿いだからけっこう人はぎゅうぎゅうになるんだけど、そのかわりステージからの距離自体はけっこう近かったので、トークしたりガルパをプレイしてるところはわりと近くからしっかり見れた。愛美さん大塚さん西本さん伊藤さん、相羽さん工藤さんという計6人が参加していたのだけれど、普段 Twitter やイベントで様子が覗えるように大塚さんと西本さんは腕前確かという感じだった。というかあの寒い屋外でガンガンフルコンしていた大塚さんはふつうにすごい。逆に伊藤さんは早々と勝負を放棄してるのが面白かったし、愛美さんや相羽さんは流れてる曲に合わせてちょっと軽く歌ってくれたりして良い体験だった。

最後にけものフレンズは場内パレードへの参加。特に写真撮影は禁じられてなかったっぽいのだけれど、声優さんが大写しの写真をパブリックに公開するのはどうなのかという感じもするので、控えめな1枚だけ。逆にこれだと何も分からないな。

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ちょうどこのパレードの頃から雪が強まってきていて、パレードと併走?などする気力はなかったのだけれど、パレードのスタート地点だった入退場口付近でパレードが始まるところを見れたので良かった。そんなに人もごった返してなかったし。

でした

ざっとこういう感じだった。冒頭にも書いたけれど、好きな出演者が集まり良い環境(天候以外!)で良いライブが見れて、かつこの場この組み合わせ限りという見所聞き所が沢山あったので大満足のイベントだった。天候以外。その天候も、エントリ中に書いたように天候の変化に出演者と観客が一緒になって一喜一憂するところはそれはそれで貴重な体験で面白かったとは思う。勿論過ごしやすい季節に来たかったのはイエス… Poppin'Party や Roselia に関してはワンマンやコンテンツ冠のライブの時とは違うリラックス感というか肩の力を抜いたところを見れたのもほっこりしてよかった。

最後に写真を何枚か放流しておきます。いい感じの写真もあるけど全部これ男ふたり旅の様子なんで。

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*1:と思ったけどよく考えたら11月のファンミでやってたのでそんなに久々でもなかった

*2:TSONE UNITED

*3:その場に居合わせたの秘密の共犯者気分があったんだけど、あっさり Roselia メンバーのネットラジオでも紹介されていた……

*4:CD 付属のライブ映像なんかはギターもしっかり原曲トラックが被っていて、厚みはある半面ライブ感としてちょっと物足りないところもあった。実際のライブのバランスがどうだったかは分からないけれど。